はじめに
フリーランスとしてのキャリアをスタートさせるにあたり、多くの方が最も関心を持つのが年収の実情です。
フリーランスエンジニアとして独立を目指す皆様に向けて、この記事では、様々な角度から年収の実態を探ります。
「フリーランスエンジニアの平均年収はどれくらい?」
「どの専門分野がもっとも収益性が高いのか?」
「より高い年収を目指すにはどのようなアプローチが効果的か?」
こうした疑問に答えるべく、フリーランスエンジニアたちの年収事情を明らかにし、その上で、安定した高収入を実現するためのヒントも提供します。
また、企業に勤めるエンジニアとの年収比較や、収入を増やすための具体的な方法についても触れていきます。
フリーランスの平均年収は?
フリーランス白書2023によると、フリーランス全体の年収については以下のようなデータが出ています。
フリーランス白書2023
年収とその割合
| 年収 | 割合 | 回答数 |
|---|---|---|
| 200万円未満 | 19.5% | n=166 |
| 200~400万円未満 | 27.9% | n=237 |
| 400~600万円未満 | 20.9% | n=178 |
| 600~800万円未満 | 11.3% | n=96 |
| 800~1000万円未満 | 8.9% | n=76 |
| 1000万円以上 | 10.0% | n=85 |
| わからない・答えたくない | 1.4% | n=12 |
最も多かった年収層は「400~600万未満」で、全体の22.7%でした。
次いで「200~400万未満」(22.0%)、「600~800万未満」(15.4%)でした。
ただし、年収は経験の長さや言語、職種で大きく変わってきます。
そこで、年代や言語、職種別の年収も後述します。
年代、言語、職種別の平均年収
フリーランスエンジニア向けの案件を紹介してくれるサービス「Midworks」が年代・エンジニアの種類・言語毎にデータを出していて、それらをまとめると以下のとおりです。
【職種別】フリーランスエンジニアの年収一覧!年代やプログラマーの言語別にも紹介
年代別フリーランスエンジニアの平均年収
| 年齢層 | 平均年収 |
|---|---|
| 20代 | 約700万円 |
| 30代 | 約800万円 |
| 40代 | 約860万円 |
| 50代 | 約630万円 |
エンジニアの職種別の平均年収
| 職種 | 平均年収 |
|---|---|
| システムエンジニア | 700~1,000万円 |
| プログラマー | 600万円 |
| ネットワークエンジニア | 600~700万円 |
| データベースエンジニア | 500~600万円 |
| Webエンジニア | 500~700万円 |
| マークアップ/フロントエンド | 500万円 |
| 制御・組み込みエンジニア | 600万円 |
| テストエンジニア | 400~500万円 |
| ブリッジSE | 500~800万円 |
| プロジェクトマネージャー | 550~650万円 |
開発言語による平均年収
| 言語 | 平均年収 |
|---|---|
| GO(Golang) | 600万円 |
| Ruby | 900万円 |
| JavaScript | 800~900万円 |
| Python | 600~800万円 |
| PHP | 700~900万円 |
フリーランス全体としては年収200〜400万円未満が最も多い割合となっていますが、同資料の職種別の年収を見ると、フリーランスエンジニアは77.0%の人が年収400万円以上と回答しています。
Weeybrid-Freelance
モダンなWeb開発特化型のフリーランスエンジニア向けのエージェントであるWeeybrid-Freelanceには単価70万円〜90万円の案件が多くあります。

エンジニア経験年数別の事例
| エンジニア経験年数 | 年収目安 |
|---|---|
| 2年未満 (Webフロントエンド/開発サポート) | 500万円前後 |
| 4年目 (フロントエンド/サーバーサイド) | 750万円前後 |
| 10年目 (フルスタック/開発リーダー) | 1200万円前後 |
以上を考慮すると、フリーランスエンジニアの平均年収は600万円から750万円程度といえそうです。
まとめ
フリーランスエンジニアの年収に関して、多くのフリーランスエンジニアは年収400万円以上を稼いでおり、平均的な年収は600万円から750万円程度であることが明らかになりました。
今後の記事では「フリーランスになる方法」と「単価を上げるコツ」に焦点を当て、フリーランスエンジニアがより成功を収めるための具体的な戦略やテクニックを提供する予定です。
これらの情報が、独立を考えるエンジニアたちにとって、自分のスキルとキャリアを最大限に活かすための一助となることを願っています。
